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2021年10月アーカイブ

相手を不快にさせない日常会話の言葉遣い

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 さまざまな場面での嫌がらせやいじめを意味する「ハラスメント」。パワハラやセクハラなどさまざまな種類がありますが、意外に多いのは、悪気のないひとことがハラスメントにつながるケースです。2万人以上の社会人にコミュニケーションの指導をしてきたメンタルアップマネージャの大野萌子さんは、「自分では気がつかないうちに"マイナスの口ぐせ"が習慣化していて、周囲とのコミュニケーションに苦心している人が多く見られます」と話します。 「伝えたいことは同じでも、言葉遣いの違いでプラスに受け取られる場合もあれば、マイナスに受け取られてしまう場合も。相手に信頼感や安心感を与えて、好意的に受け取ってもらえるような表現を身につけていくことが大切です」(大野さん) 具体的にどのような表現がマイナスで、どう言い換えるとプラスのメッセージになるのか、代表的な例を大野さんに教えてもらいましょう。    1.「は」と「も」を使い分ける  「今日はかわいいですね」→「今日も素敵ですね」いつもよりおしゃれしている女性を見て、「今日はかわいいね!」とひとこと。しかしこれは、相手に「いつもはかわいくないってこと?」と否定的に受け取られる可能性があります。「今日もかわいいね」と声をかければ、"いつもかわいいし今日もかわいい"というメッセージに。さらに、「かわいい」という表現には上から目線のニュアンスがあるので、「素敵」という言葉を使ったほうが、より好意的 に受け取ってもらえるでしょう。  2.年齢や性別に関する発言は差別になる   若いのにしっかりしてるね」→「しっかりしてるね」「若いのに~」という言葉には「若いから経験も知識も浅いはずなのに」というニュアンスがあり、褒め言葉でもエイジハラスメントと捉えられかねません。一方、注意するときに「いい年をして~もできないのか」という表現が使われることもありますが、これもエイジハラスメントです。褒めるときも注意するときも、年齢に関する発言は避け、シンプルに意見を伝えましょう。また、「女性なのによくがんばっている」「男のくせにこれもできないのか」などの性別に関する発言も差別につながるので、 注意しましょう。  3.プライベートに踏み込む話題は禁物  「結婚はしないの?」→「人生のプランはどう考えているの?」 「彼氏はいないの?」「結婚しないの?」「子どもはどうするの?」などの恋愛、結婚、出産に関する話題は、セクハラ発言につながりやすいものです。親しい関係性であればこうした話題で盛り上がる場合もありますが、そうでない場合は「プライベートにズカズカと踏み込んできた」と思われかねません。相手との距離感をきちんと認識することが大切です。  4.見た目の印象による思い込みを押しつけない  「見かけによらず、すごいね」→「それができるなんて、すごいね」 一見おとなしそうな人が、大事なプレゼンで堂々とスピーチしている・・・そんなとき、褒めるつもりで「見かけによらず~」と発言することがあるかもしれません。しかしこれは、「そんなに仕事ができないように見えるけれど」という思い込みの押しつけだといえます。見た目だけで相手を決めつけず、そして思い込みを相手に押しつけずに、プラスの意見だけを伝えるといいでしょう。 こうした表現の違いを意識すると、人間関係を良好に保ちやすくなると大野さんはいいます。周囲に好印象を与えることができる言葉遣いを、取り入れてみてください。  監修 大野萌子さん   一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。法政大学卒。産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。コミュニケーション・ハラスメント・メンタルヘルスに関連する行動変容に直結する研修・講演を、防衛省をはじめ、大手企業等で年間150件以上行う。 著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)などがある。
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